間違っていたタイヤ交換。2つの過ち。あわや大事故に。 [キャンピングカー]
実は1ヶ月前の記事ですが忙しくてアップできなかったので今更ながらお届けします。
1ヶ月ほど前でしょうか。
成人式の日に大雪が降って、
翌朝、しぶしぶタイヤ交換をしたことを覚えていらっしゃいますか?
詳しくはこちら。「トラキャン雪物語。タイヤ交換とゴン太君」
タイヤ交換をなめていました。
間違った取り付け方をしていたのです。
それに気づかせてもらったのは、その記事のコメント。山田@大田区さんのもの。
ねじきる???
強く閉めればいいってもんじゃないの???
ちなみに、私は全体重をかけて(足で乗っかって)ボルトを締めました。
実は、これがとても危険らしく、全部のボルト、ほぼ均一に一定の力で閉めなくてはならないらしいことを調べて気づいた。
全体重なんてとんでもない!
走行中、ボルトが折れたり、タイヤが突然外れたり・・・。
それはそれはとても危険な状態であることを知りました。
タイヤが外れても、車の中に乗っている私たちは大丈夫。一番怖いのは、タイヤが外れてそれが第三者に直撃すること・・・。
記憶に新しい2004年3月に起きた三菱ふそうのタイヤの事故。これがまさにこれが原因。
整備士のプロなら、感覚で体が覚えていて締め加減なんてわかるかもしれません。
タイヤの整備って、夏、冬タイヤ交換だけではなくローテーションなどを行うときにもやります。
でも、その度に整備工場にもっていくのも・・・。
ってことで、こんな道具を購入。
トルクレンジってやつです。
これはネジを締めているときに一定の強さ以上になると力が抜ける仕組みになっています。
タイヤのネジは100N・m(kgf・cm)という強さに設定して締めると良いそうです。。。(スバルディーラーの話)
ちなみに、全体中をかけていた私・・・。900N・m(kgf・cm)という力で締めていたから恐ろしい。。。
これで一定の力で締めて、しばらく走ったら(300kmぐらい)また締め直す。これで安定。。。
これが1つ目の過ち。「締め加減」です。
もうひとつ。
ご覧ください。
間違った取り付けです。
正しい取り付けです。
おわかりいただけますでしょうか??
テーパーを切っている側(細くなっている側)が内側にならないとダメなんです。
これが過ちその2。「ナットの向き」
高速回転するとタイヤががたがたに動いて、ぽきっと。。。
恐ろしいことです・・・。
幸い、高速道路に乗る前に気づいたので全部交換しました。1時間かかったかな。。。
みなさま。タイヤ交換に自信がない場合はプロに任せた方がいいですよ・・・。
でなければ、正しい交換方法を身につけてくださいね・・・。
余談ですが・・・・。
ゴン太君の結末。
地面からニョキニョキって出てきている様に・・・
さよなら
ゴン太君。
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1ヶ月ほど前でしょうか。
成人式の日に大雪が降って、
翌朝、しぶしぶタイヤ交換をしたことを覚えていらっしゃいますか?
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タイヤ交換をなめていました。
間違った取り付け方をしていたのです。
それに気づかせてもらったのは、その記事のコメント。山田@大田区さんのもの。
ねじきる???
強く閉めればいいってもんじゃないの???
ちなみに、私は全体重をかけて(足で乗っかって)ボルトを締めました。
実は、これがとても危険らしく、全部のボルト、ほぼ均一に一定の力で閉めなくてはならないらしいことを調べて気づいた。
全体重なんてとんでもない!
走行中、ボルトが折れたり、タイヤが突然外れたり・・・。
それはそれはとても危険な状態であることを知りました。
タイヤが外れても、車の中に乗っている私たちは大丈夫。一番怖いのは、タイヤが外れてそれが第三者に直撃すること・・・。
記憶に新しい2004年3月に起きた三菱ふそうのタイヤの事故。これがまさにこれが原因。
整備士のプロなら、感覚で体が覚えていて締め加減なんてわかるかもしれません。
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でも、その度に整備工場にもっていくのも・・・。
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トルクレンジってやつです。
これはネジを締めているときに一定の強さ以上になると力が抜ける仕組みになっています。
タイヤのネジは100N・m(kgf・cm)という強さに設定して締めると良いそうです。。。(スバルディーラーの話)
ちなみに、全体中をかけていた私・・・。900N・m(kgf・cm)という力で締めていたから恐ろしい。。。
これで一定の力で締めて、しばらく走ったら(300kmぐらい)また締め直す。これで安定。。。
これが1つ目の過ち。「締め加減」です。
もうひとつ。
ご覧ください。
間違った取り付けです。
正しい取り付けです。
おわかりいただけますでしょうか??
テーパーを切っている側(細くなっている側)が内側にならないとダメなんです。
これが過ちその2。「ナットの向き」
高速回転するとタイヤががたがたに動いて、ぽきっと。。。
恐ろしいことです・・・。
幸い、高速道路に乗る前に気づいたので全部交換しました。1時間かかったかな。。。
みなさま。タイヤ交換に自信がない場合はプロに任せた方がいいですよ・・・。
でなければ、正しい交換方法を身につけてくださいね・・・。
余談ですが・・・・。
ゴン太君の結末。
地面からニョキニョキって出てきている様に・・・
さよなら
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2013-02-13 14:38
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コメント(8)
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昔、バイクのオイル交換を自分でやっていて、力任せで締めすぎた為、パン側の溝をバカにしてしまったことがあります、その修理費に7万円かかると言われて廃車にしました。(7万で買った中古のバイクでしたので)
それ以来、オイル交換もタイヤ交換も全てプロに任せるようにしています。
特にタイヤは命にかかわることですから。
1回2000円は高いとは思いますが、それこそ安全の保険代として考えられてはいかがでしょうか?
by とし (2013-02-13 14:51)
としさん
あらまぁ。そのような過去があるんですね。
プロに任せるというのも一理あります。前はそうでしたから。
でも、正しい知識と技術があれば自分でやっちゃってもいいとおもっちゃうんですよね。
あくまで自己責任で・・・ということになりますが。
by いっくす (2013-02-13 15:09)
こんにちは
車のホイール締結用ナットの場合は記事の通りですが、一般的な機器の締結に使用されている第1種ナットは面取り(テーパのような傾斜)のついている方が表側だったりします。
締結面がミゾになっていればテーパ側を奥に、締結面が平面になっていれば逆に面取りの無い側を奥にしなければなりません。
___________________
2/9にメッセ行ってきました。
ピックアップ系の実物をはじめて見ましたが、なかなか良いですね。
それにしても開場数時間で展示してあったピックアップトラックが制約済みになっていて驚きました。
by Merry (2013-02-13 16:59)
Merryさん
おひさです^^
車の場合はホイールの中心をとる為に?
テーパ側が内側なんですね。
間違ってやってしまいそうなミスです。
9日に幕張にいらっしゃったんですね。
あの成約済みの札。前日の金曜日には決まっていたそうですよ。
金曜日は12時オープン。4時には成約。すごい人気で私もびっくりでした。
by いっくす (2013-02-13 17:04)
ねじきれる。
言葉足らずですみません。
昔のマツダ車(一部?)のタイヤを留めるのはナットではなく、ボルト(オス型)だったんです。
そんで同じように手で締めてからレンチに乗って、全体重を掛けてぎゅっぎゅっと。
そしたら頭の部分が「ねじ切れ」たんです。それでディーラーに行き残っているものを取ってもらいました。
今は私もトルクレンチを使用しています。
by 山田@大田区 (2013-02-13 17:24)
山田@大田区さん
いえいえ。山田さんのコメントのおかげで大事に至る前に気付くことができました。
知らないとついつい、やってしまいますよね。
また一つ、賢くなった気がします^^
by いっくす (2013-02-13 17:26)
後から考えるとゾッとする話ですね。危なかったです。
ちなみに(余談です)
日本車は車が生まれた50年前、アメ車をパクって作られたのでシャーシからボルトがハエててナットでホイールを留めるという構造になっています。
ヨーロッパ車はメスがシャーシ側にあってボルトをさしてホイールを止めます。といった基本的な構造の違いが車にはありましてマツダ車はヨーロッパに目を向けているので
「ヨーロッパタイプ」の足回りになっていると思います。
長々と偉そうにすみません。車は「馬鹿!」が付くくらい好きでして・・・
by SIO味 (2013-02-14 10:37)
SIO味さん
たしかに、後から考えるとぞっとします^^:
ボルトの構造も国々のそれぞれの背景があるんですね。
知りませんでした。
詳しいですね。
もし、間違ったことを記事にしていたら、ご指摘くださいね。
余談の話がとても為になります。
ありがとうございます。
by いっくす (2013-02-14 10:46)